はーい、かおりです。
「吉原の花魁道中」といえば、ぱっと心に浮かぶのが、田舎から吉原を訪れた商人(あきんど)が、花魁に一目惚れしてしまう、という歌舞伎のワンシーン。
演目名は、「籠釣瓶花街酔醒」(かごつるべ さとのえいざめ)です。
その、豪華絢爛な花魁道中が、奥浅草で見られる年に一度のチャンスが、今年もやってきました。
この写真は去年、わたしが撮ったものです。
見たかったのは、花魁の足元です。ご覧の通り「高下駄」で、これを歌舞伎では、八の字を地面に描くようにして、たっぷり時間をかけて前進するのです。
前を歩くのは、禿(かむろ)です。
こうして、かつて吉原で行われていた花魁道中を見られるのも、地元の方々のご尽力があってこそです。
普段は静かな「一葉桜・小松橋通り」ですが、沿道を人が埋め尽くします。
ぜひ、足を運んでみてください。